痛い・辛いがある時には必ず原因があります。その原因は病気などを除いて殆どの場合、自分の生活の中にあります。
例えば交通事故やスポーツ時に転んだりなど突発的な事があると分かりやすいですが、そうでない場合も多いです。
さらにその原因には、本人に自覚のない場合、何となく分かっている場合、完全に知っている場合があります。
手首と肘が痛いというお客様が来院してきました。転んだりとかしましたか、またはお仕事で使い過ぎたりしていますかと尋ねると「いや、まったくありません。」との回答でありました。
過去に携帯を手に持ってユーチューブ見るのが癖になっていて、それが原因で手首を痛めた方がいらっしゃったので、そのような事がないかも確認してみましたが無いということでした。
手首、肘を確認すると、明らかに腫れていて炎症しているようです。痛みで台所での作業にも影響が出ているとのことでかなりの根深い痛みがあるようです。
その他の原因として考えられるのが変形性関節症という症状です。この場合手指・手首・肘・肩・膝・足首など複数個所に痛みや腫れ、水溜まりが起きてくるので分かります。
今回のケースは違います。原因は・・・
痛みそして腫れが酷いので、手首と肘を固定して出来るだけ安静にして貰いました。3日後に再来院して頂き状態を確認すると、やや腫れも引いたようでご本人も「固定していると楽で良くなっていく感じがあります。」とのことでした。
固定をして痛みが緩和しても原因を取り除かなければ再発するわけです。私は必ず原因を探していきます。何度も言いますが、原因は生活の中にあります。
今回の原因は趣味の折り紙でした。折り紙歴5年、平日そして休日は殆ど折り紙をしていて、動物や置き物を折り紙で作っているそうです。
「折り紙で手首痛」と思われるかもしれませんが、積み重ねというのは恐ろしいものです。手の込んだ折り紙は沢山の細かいパーツを何十も組み立てていくようで、パーツを作るだけでも大変!
そのため手指や手首周辺の細かい筋肉を酷使してしまいます。もちろん折り紙を折る技術は上達しますが、それの代償として上手にやっていかないと体をダメにしてしまします。
ご本人としてはまさか折り紙でこんなことになるとは思わなかったでしょう。これからも折り紙を続けていきたいということなので、
①一日の折り紙をやる時間を減らすこと。
②ストレッチをすること。
③定期的にマッサージを受けること。
これらのことを実践していくことで、好きなことを長く楽しんでいけるでしょう!
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オサモミでした!
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